「ASD傾向があるうちの子には、タブレット学習のほうが合うかもしれない。」
最初はそう思っていました。
紙よりもハードルが低そう。
ゲーム感覚で進められる。
親がつきっきりにならなくてもいい。
でも、実際に使ってみると…
便利なはずなのに、どこか違和感がありました。
この記事では、
発達特性のあるわが子がタブレット学習をやめるまでの経緯と、本当に感じたことを正直に書きます。
① 刺激が多すぎた
タブレットは情報量が多い。
・色の変化
・アニメーション
・効果音
・テンポの速い切り替え
一見、楽しそうに見えました。
でも終わったあとは、
「頭が痛い」
「なんか疲れた」
ということが増えました。
集中しているのではなく、
刺激にさらされていたのかな?と感じました。
② “集中しているように見える”落とし穴
タップは速い。
どんどん進む。
でも、
「どうしてその答えにしたの?」
と聞くと「うーん、わかんない」とか「なんとなく」という息子。
理解しているというより、
選択肢から当てている感覚。
紙に戻すと、急に書けない。
ここで初めて、
「合っていないかもしれない」と気づきました。
③ 感覚過敏との相性
わが子は感覚過敏傾向があります。
光の強さ
画面の明るさ
長時間の視覚刺激
これが想像以上に負担だったようです。
やる気の問題ではなく、
脳の疲労の問題です。
ここを見誤ると、自己肯定感を削ってしまう。 そう感じました。
④ 逆に、タブレットが合う子もいる
誤解のないように言うと、
タブレット学習が悪いわけではありません。
・一人で完結できる子
・ゲーム感覚で伸びる子
・視覚優位タイプ
こうしたタイプには強い味方です。
大事なのは、
教材の優劣ではなく相性なのだと痛感しました。
⑤ やめたあと、どうなった?
教材はすべて紙に戻しました。
・書く量は減らして
・1回10分
・達成感を優先
すると、
説明する時間が増えました。
考える時間が長くなりました。
大きな変化ではないけれど、
確実に勉強の質が戻りました。(あくまでうちの場合ですが)
タブレット学習をやめた詳しい経緯は、
→(あなたのやめた記事へ自然リンク)
⑥ 実際に使った期間と、やめるまでの葛藤
わが家がタブレット学習を使ったのは約6か月です。
頻度は週3〜4回、1回15〜20分ほど。
最初の1か月は順調でした。
「自分からやってるし、合っているのかも」と思っていました。
でも、3か月を過ぎたころから違和感が出てきます。
・終わったあとに不機嫌になる
・目をこする回数が増える
・「もうやりたくない」と言う日が出てくる
それでも、すぐにはやめられませんでした。
「せっかく契約したし」
「親の工夫不足かもしれない」
「もう少し続ければ慣れるかも」
やめる決断は、正直こわかったです。
でも、続けることが目的になっていると気づいたとき、
一度手放すことにしました。
やめるまでに感じた違和感や具体的な経緯は、こちらで詳しく書いています。
→ タブレット学習をやめた5つの理由|小学生のわが家が紙教材に戻した本音
⑦ こんな様子があれば“合っていない”サインかも
発達特性のある子の場合、合わないサインは少し分かりづらいです。
例えば――
・学習後に強い疲労感が出る
・内容を説明できないのにどんどん進む
・イライラや癇癪が増える
・画面時間が終わると極端に不機嫌になる
「できている=合っている」ではない。
見た目のスムーズさより、
学習後の状態を見ることが大事だと感じました。
⑧ 紙に戻して具体的に変えたこと
紙教材に戻すとき、やり方も見直しました。
・量は半分に
・時間は10分以内
・丸つけはすぐ
・できたら必ず言語化して褒める
すると、ゆっくりですが変化が出ました。
答えを選ぶスピードは落ちました。
でも、説明する力は少しずつ戻りました。
「なんとなくできた」ではなく、
「こう考えたからこうなった」と話せるようになったのです。
わが家が実際に使った紙教材については、こちらにまとめています。
→ 小学生の家庭学習おすすめ教材まとめ|発達特性あり家庭のリアル比較
⑨ タブレットを否定しないという選択
誤解してほしくないのは、
タブレット学習が悪いわけではないということ。
実際、相性が合えばとても効率的です。
ただ、発達特性がある子の場合は
“刺激の強さ”と“思考の深さ”のバランスが重要。
合わなければ、やめてもいい。
教材よりも大事なのは、
子どもの状態だと思っています。
思考力を伸ばす教材として検討したZ会についての体験談はこちら。
→Z会をやめた理由と再開した結果|小学生で感じた本音レビュー
まとめ
発達特性があるからタブレットが向いている、とは限りません。
便利さと相性は別。
もし今、
「なんとなく合っていないかも」
と感じているなら、その直感を大切にしてほしい。
学び方は一つではありません。
わが家は、やめる選択をしてよかったと思っています。

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