「タブレット学習=簡単」「紙教材=古い」──そんな思い込みが、我が家の小3・発達グレー児との家庭学習で覆されました。
1年間続けたスマイルゼミ(タブレット)をやめ、紙の教材に切り替えた結果、集中・理解・親子関係に劇的な変化があった体験を、リアルなエピソードとともにお伝えします。
✅ なぜタブレット学習を選んだのか?
- 書字に苦手意識があり、タブレットのペン操作なら取り組みやすいと期待
- 自動採点&ごほうびごとに「今日もやる気が出る」と親子で信じていました
- 操作ひとつで色々な教科を学べる点が効率的に見えた
📉 タブレット学習を続けても “伸び悩んだ”3つの理由
1. 流し見してしまう習慣
動画やアニメーションは楽しいが、ヒントや解説を飛ばしてスクロールだけで終わる事例が増加。本人の思考プロセスが育ちませんでした。
2. 記述力や応用力が鍛えられない
穴埋め・タップ選択が中心になり、学校で求められる文章記述や表現力への対応は不十分。思考の深さが得られませんでした。
3. 親子の対話が減った
親が見守る形になり一方通行。解答へのフィードバックや会話がほとんどなく、学びの共有が薄れがちに。
✋ 決断:やめて紙教材に切り替えた理由
親子で「このままでは学びが身につかない」と感じ、小3の夏にタブレットを卒業。以下の紙教材に切り替えました:
- 教科書準拠ワーク(国語・算数)
- 公文の文章題ドリル
- Z会思考力ワーク
「考える」「書く」「声に出して読む」を基軸に据えて、学習するスタイルを再構築。
🎯 紙教材切り替え後に見られた“良い変化”5選
1. 書くことで「考える時間」が増加
タブレットでは指タップの速さで終わっていた演算も、紙+鉛筆により**考える間**が自然と生まれ、思考の質が上がりました。
2. 読み飛ばし・流し読みが激減
紙教材では誤読や読み飛ばしの痕跡が分かるため、声かけしやすく、学習姿勢の改善につながりました。
3. 記述力・表現力が向上
Z会や教科書ワークでは「自分の言葉で説明を書く」練習が増え、『書く見える化』ができるようになりました。
4. 親との会話が増えて学びが共有可能に
「どうしてそう書いたの?」など対話が日常化し、親も子の思考を深く理解できるように。
5. 成長が「見える・感じられる」実感
ノートやワークに残る成果物が、自信や達成感につながり、親子ともにモチベーションアップ。
📚 切り替えに使ったおすすめ教材
- 教科書ワーク(算数/国語)
学校授業と連動。繰り返し・わかりやすさが魅力。
▶︎ Amazonで見る - くもんの文章題ドリル(小学3年)
段階的に難易度アップ。読解・計算の両方に対応。
▶︎ Amazonで見る - Z会 思考力ワーク 小学3年
自由記述や思考問題に強く、学校以上の思考力を育てます。
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📊 比較まとめ表
教材タイプ | 強み | 弱み |
---|---|---|
タブレット学習 | モチベ・自動丸つけ・静音環境 | 流し見・記述力弱・対話減 |
紙教材 | 思考促進・記述・対話・書く力 | 丸つけは自分/親が必要 |
🛠️ 切り替え時に気をつけたポイント
- 突然全部はやらず、まずは宿題1〜2ページから紙に移行
- 慣れるまでは「親が一緒に丸つけ&声かけ」
- できる体験を重視し、進行が滞らないよう配慮
- 週1回は成果ノートとしてまとめ、振り返りに使う
💬 親の想いと気づき
最初は「最新=正義」だと思っていたタブレット学習も、
実際には**学びの深さや子どもの主体性**にとって適していない場面があることに気づきました。
一方で紙教材は、子どもの理解・集中・学びの軸が見えやすく、**親子で育てる学び**として強力な支えになりました。
まとめ:選択は「子どもの学びの質」が基準
タブレット学習が合う子どももいますが、**「理解力」「対話」「記述力」を重視するなら、紙教材への切り替えは大きな価値があります**。
もし悩む方がいたら、ぜひ「使いやすさ」ではなく「子どもがどれだけ考え・書いて・伝えるか」を基準に教材を選んでみてください。
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