「どんな教材を使っても集中できない」
「やる気があるのに、すぐ気が散ってしまう」
…そんな時、実は問題は「教材」ではなく、学習環境にあるかもしれません。
我が家では、ASD・DCD傾向のある息子が家庭学習をスムーズに続けられるよう、机・椅子・照明・音・視界といった学習環境を少しずつ見直してきました。
この記事では、実体験にもとづいて「集中力が上がった学習環境の工夫」と「使ってよかったアイテム」をまとめます。
📌 基本の考え方:「子どもにとって快適」な環境を
大人にとっての「学びやすい環境」と、子どもにとっての「集中できる環境」は違うこともあります。
特に発達グレー・感覚過敏の子は、音・光・姿勢・触感への刺激が学習の妨げになることも。
教材の前に、まずは環境。 「学びやすい空間」を整えることで、教材の効果もぐんと高まります。
🪑 机と椅子の選び方:姿勢が安定すると集中力もアップ
✅ 姿勢が崩れやすい子には
- ・足がしっかり床につく
- ・テーブルの高さが合っている
- ・体幹が弱くても安定する椅子
💡 我が家の改善例
- イス:バランスチェア → 体幹に合わずやめる → 学習チェア+足台で安定
- 机:高さ調整可能な木製デスク → 小3でもまだ活用中
🛒 おすすめグッズ
- 高さ調整付きキッズデスク(学研/LOWYA)
- 学習用チェア(フットレスト付き)
- 足置き台(身長に応じて調整可能)
💡 照明と視界:目の疲れと注意散漫を防ぐ
照明が暗かったり、周囲に目に入る刺激が多いと、子どもはすぐに注意がそれてしまいます。
🔦 工夫したこと
- ・机の位置を壁向きに(人の出入りが見えない)
- ・デスクライトを手元から照らす角度に変更
- ・壁に視線をそらすポスターや貼り紙を置かない
🛒 おすすめグッズ
- 目にやさしいLEDデスクライト
- ついたて/パーテーション(集中用)
🔇 音環境:静かすぎても気が散る?
音に敏感な子・逆に静かすぎると不安になる子、それぞれに合った工夫が必要です。
🎧 我が家の工夫例
- ・周囲の音が気になる → ホワイトノイズ+イヤーマフ
- ・静かすぎて集中できない → カフェ音・自然音BGMで落ち着く
🛒 おすすめグッズ
- キッズ用イヤーマフ(遮音性◎)
- ホワイトノイズマシン
✋ 手先の動き・体の安定:DCDの子にも
机の上で「じっとしていられない」「筆圧が安定しない」…これも学習環境の影響大。
🔧 工夫と改善アイデア
- ・椅子の高さだけでなく背もたれクッションで安定
- ・ペンを太めグリップ/三角鉛筆に変更
- ・姿勢保持のためにバランスボールを併用することも
▶ 「体の感覚を整えたら変わった話」も参考にどうぞ
📌 環境を整えて初めて“教材の力”が活きる
いくら良い教材を使っても、集中できない空間では学習の定着は難しいものです。
学習環境こそ、教材選びと同じくらい重要だと、我が家の経験から感じています。
まとめ:環境改善チェックリスト
- ✅ 足がつく高さの椅子と机になっているか?
- ✅ 視界・音・光に「気が散る要素」はないか?
- ✅ 書く・座るなど「体の不安定さ」がないか?
ぜひ今日からできる1つの工夫から、学習環境を見直してみてください。
子どもの「集中の質」がきっと変わります。
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