「勉強の前に、まず体の感覚を整えることが大事」──これは、ASD傾向やDCDのある息子と家庭学習を続けていく中で、私が強く実感したことです。
姿勢が悪く集中できない、動きがぎこちなくて疲れやすい、そんな息子のために始めた感覚統合エクササイズが、学習の土台を作ることにつながりました。
この記事では、実際にやった運動やスケジュール、そして変化の様子を具体的に紹介します。
1. 息子の状態と課題
小3の息子は、
- 体幹が弱く、姿勢を長時間維持できない
- 動作がぎこちなく、字を書くときも手が震える
- 集中力が続かず、すぐに疲れてしまう
このため、単純な勉強だけではどうしても効果が薄く、イライラが増えるばかりでした。
2. 取り入れた感覚統合エクササイズ
エクササイズ名 | 目的 | 実施タイミング |
---|---|---|
スターフィッシュ運動(仰向けで手足を広げる) | リラックス効果と体幹強化 | 朝の起床後5分間 |
ロッキングキャット(四つん這いで前後に揺れる) | 体幹安定・姿勢改善 | 帰宅後の10分間 |
クロスクロール(手と反対の膝を交互にタッチ) | 脳の左右連携促進 | 勉強前の5分間 |
3. 変化が見えたポイント
- 姿勢が良くなり、字を書くスピードがアップ
- 集中できる時間が10分から15分に延びた
- 勉強へのイライラや拒否反応が減少
息子も「体が軽い感じがする」「疲れにくくなった」と話すようになりました。
4. 1週間の実際のスケジュール例
曜日 | 午前 | 午後 | 夜 |
---|---|---|---|
月〜金 | スターフィッシュ運動(5分) | クロスクロール(5分)+勉強(15分) | ロッキングキャット(10分) |
土日 | 自由遊び | 軽い感覚統合運動+宿題 | 家族とのリラックスタイム |
5. おすすめアイテム・教材
- ▶ 感覚統合運動用マット
- ▶ 家庭用バランスボール
- ▶ Z会 小学生コース
6. まとめ|学習の前に「体の土台」を整える重要性
感覚統合の取り組みは、「勉強の前の準備運動」のようなもの。体の感覚が安定すると、自然と集中力や姿勢がよくなり、学習効果も上がります。
ASDやDCD傾向のある子どもにとっては特に、この「土台づくり」が不可欠だと感じています。
もし同じような悩みがあるなら、ぜひ試してみてください。家庭で続けやすい簡単な運動から始めるのがおすすめです。
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