「スマイルゼミって、発達に特性のある子にも向いているの?」
こんな疑問を持っている親御さんは多いはず。
我が家の息子(ASD傾向・DCD・感覚過敏あり)は、小学2年生からスマイルゼミを1年間使いました。
その実体験を元に、「発達グレーの子にスマイルゼミは合うのか?」を、メリット・デメリット両面から正直に比較してお伝えします。
スマイルゼミってどんな教材?
スマイルゼミは、ジャストシステムが提供するタブレット型の通信教育。
- 専用タブレットを使って、国語・算数・理科・社会・英語などを学習
- 書いて学ぶスタイル(ペン使用)
- 自動丸つけ&ごほうびシステムあり
- 親が学習状況を確認できる「みまもるネット」付き
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スマイルゼミを導入した理由
我が家がスマイルゼミを導入したのは、小学2年生の春。
当時の息子には以下のような学習課題がありました:
- 音に過敏で集団学習がストレス
- 書字が苦手でノートに学習することが苦痛
- 文章題を読み飛ばしやすい
- 「できない!」とすぐ諦める自己否定の傾向
「自宅で静かに学べる」「書く力を補える」「ゲーム感覚でモチベが上がる」点に魅力を感じて導入しました。
スマイルゼミのメリット【発達グレー児の視点から】
① 視覚的にわかりやすい設計
発達に特性のある子は「耳で聞くより目で理解する」傾向があります。
スマイルゼミは、図・アニメーション・音声解説が豊富なので、視覚優位の子にはとても合っていました。
② 書字に自信が持てるようになる
紙のノートではぐちゃぐちゃになってしまう子でも、
タブレットではペンがスラスラ動くので、本人も楽しそうに漢字や計算練習をしていました。
③ ごほうびシステムでやる気が出る
勉強するとコレクションアイテムがもらえるごほうび機能。
息子はこれにハマり、毎朝タブレットを自分で起動する習慣がつきました。
④ 自動丸つけで達成感が早い
問題を解いたらすぐに正解・不正解が表示されるので、
「やった!正解!」という快感が、取り組みのモチベにつながります。
⑤ 毎日のリズムが整う
「やる内容が決まっている」→「考えなくても取り組める」→「ルーティンになる」
この流れが、生活リズムを安定させにくい発達グレー児にも効果的でした。
スマイルゼミのデメリット【実際に感じたこと】
① 飽きやすい・流し見してしまう
一通りの操作に慣れると、動画や解説を飛ばして進めてしまうことがありました。
息子も途中から「やってるだけ」で身にならないことが増え、教材の質より「使い方」が課題に。
② 思考力・記述力には弱い
選択式・穴埋め問題が中心なので、
「なぜそう思う?」「自分の言葉で書く」ような問題には不向きでした。
実際、スマイルゼミだけでは学校の記述テストや、Z会のような問題には対応できませんでした。
③ 先取り・復習の自由度が低い
学年や月に合わせた内容が自動配信されるため、
「特定の単元を先取りしたい」「苦手単元だけ復習したい」場合には不便さを感じました。
④ タブレットトラブルがストレスに
本体がフリーズ、ネット接続エラーなどの際、
パニックになりやすい息子はすぐに不安定に…
機械に弱い親にとっても少し不安でした。
結論:スマイルゼミは「向く子」「向かない子」がはっきり分かれる
スマイルゼミが向いている子
- 視覚優位・静かな環境で集中できる子
- ごほうびシステムにモチベを感じるタイプ
- 書字が苦手な子
- ルーティンが得意で毎日決まった流れが安心な子
スマイルゼミが向かない可能性がある子
- 機械操作やネット接続で混乱しやすい子
- 自由度の高い学習を求める子
- 思考力・記述力を重視したい家庭
- 飽きやすく、「自分で進める」が難しい子
我が家が最終的にスマイルゼミをやめた理由
実際に1年間使用し、基礎的な力・学習習慣はついたと感じました。
ですが、息子が「解説を飛ばす」「流して終わる」ようになり、
学習内容が身についていないと感じるように。
そのため、小3の夏にスマイルゼミを退会し、
- 教科書ワーク
- 公文の文章題
- Z会の思考力ワーク
を組み合わせたアナログ中心の家庭学習に切り替えました。
スマイルゼミは「家庭でのサポート次第」で効果が変わる
スマイルゼミ自体は、よく作られた教材です。
でも、「ただ与えればOK」ではなく、
- 使い方をどう伝えるか
- 進め方をどう見守るか
- 飽きさせず、振り返りをどう促すか
…など、家庭側の関わりが成果に直結する教材だと感じました。
無料で試すには?
スマイルゼミは、タブレット体験会や資料請求から始められます。
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まとめ:スマイルゼミは“使いこなせば”強力な味方になる
スマイルゼミは、発達グレーの子にも合う要素がたくさんある教材です。
ただし、「合う子」「合わない子」の差が出やすいのも事実。
実際に使う前に、
- 子どもの特性とマッチするか
- どこまで親が伴走できるか
をよく考えたうえで導入すると、学習の強力なパートナーになるはずです。
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