「どうせムリ」「いつも80点くらいが限界」──そんな自己肯定感の低かった息子が、小3の学年末テストで初めて100点を取りました。
努力型タイプではないし、特別な才能があるわけでもない。でも今回ばかりは、本人の中で何かが「つながった」瞬間があったように思います。
この記事では、実際に息子がやったこと・使った教材・親の関わり方と、本人のコメントをそのまま交えて、「100点までの道のり」を記録しました。
1. 息子の学習スタイルと課題
小3の息子はASD傾向+DCDがあり、
- 文章を読み飛ばす
- 集中力が続かない
- 姿勢を保つのが苦手
- 勉強=嫌なものというイメージが強い
普段から「努力は嫌」「すぐ終わらせたい」が口グセ。でも、今回ばかりは「やってみようかな」と自ら言い出したのです。
2. 本人に聞いた「なんで100点取れたの?」
「え?……たぶん、ちゃんと問題を読んだから?」
「あとね、先に“ここが出そう”ってとこ復習した。お母さんが作ったプリントで。」
この一言に、今回の成功のポイントが詰まっていました。
3. 使用教材と対策方法
教材・方法 | 目的・ねらい | 工夫 |
---|---|---|
教科書ワーク | 学校の単元理解 | 1単元ごとに赤シート確認&解き直し |
Z会 思考力ワーク | 読解力・記述力強化 | 親子で音読→一緒に問題に線を引く |
オリジナル予想問題プリント | テスト形式に慣れる | 実際に出そうな問題を想定して短めに |
スケジュール表 | 見通しと達成感 | 「やること」を可視化+できたらシール |
4. 実際の1週間の学習スケジュール
テスト1週間前〜当日まで
日付 | 学習内容 | 所要時間 |
---|---|---|
月 | 教科書ワーク(算・国)解き直し | 各15分 |
火 | Z会記述+文章題練習 | 20分 |
水 | 予想問題プリント① | 20分 |
木 | 間違えた問題の復習+再トライ | 15分 |
金 | 予想問題プリント② | 20分 |
土 | 「好きな教科だけ復習DAY」 | 計30分(気分次第) |
日 | 感覚統合運動+軽い見直し | 10〜15分 |
5. 声かけと環境の工夫
- 「勉強しなさい」ではなく「一緒にちょっとだけやろうか」
- タイマーは15分設定でポモドーロ式
- 本人の得意を伸ばし、苦手には「補助線」や「図化」を使う
- 親は「指導」より「伴走者」に徹する
大事なのは、「できた!」の小さな達成感の積み重ねでした。
6. おすすめアイテム
- ▶ ポモドーロタイマー(集中支援)
- ▶ 教科書ワーク 小学3年
- ▶ Z会 小学生コース
7. まとめ|100点は「ゴール」ではなく「きっかけ」
テストで100点を取ったことは、本人にとって「やればできる」という経験になりました。
そして、それは何よりも強力な「学ぶ力」につながっていくのだと実感しています。
100点を目指すことではなく、「学習=前向きなもの」に変えていくこと。それが今回のいちばんの収穫でした。
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