「文章題が苦手」「読み飛ばしてしまう」「通信教材を続けられなかった」。 そんなお悩みを持つ発達グレー・ASD傾向のお子さんを育てている保護者の方に向けて、今回はZ会の思考力ワークを実際に使ってみた感想と、どんな点が合っていたのかをご紹介します。
わが家の息子はASD傾向・感覚過敏があり、文章を読むこと自体が苦手。さらに、姿勢が安定しづらく、長時間の学習にも不向きという課題がありました。市販のドリルでは物足りなかったり、逆に難しすぎて投げ出してしまったり……。
そんな中、試してみたのがZ会の「思考力ワーク」。 「考える力を育てる」というコンセプトに惹かれ、まずは無料資料請求→お試し教材からスタート。すると、意外にも息子が「これ、好きかも」と反応を見せたのです。
ここでは、その理由と実際の使用感、メリット・デメリットを詳しくお伝えします。
Z会思考力ワークとは?
Z会の小学生コースの中でも、「思考力ワーク」は紙教材で展開される人気シリーズ。対象は小学1年生から6年生で、算数や国語といった教科学習の中で、子ども自身が考えたり説明したりする力を育てていきます。
特徴は、
- 単なる穴埋めや計算ではない
- 問題に対して自分なりの考えを表現する設問が多い
- 図やグラフ、会話形式の文章など、多様な形式
この「自分の頭で考える」プロセスが、思考力や表現力の土台をつくると言われています。
ASD傾向・感覚過敏の息子に合った理由
1. 見開き1〜2ページのボリューム感
集中力が続きにくい息子にとって、1回の分量が多すぎないことは大きなポイントでした。見開き1~2ページで完結する問題構成なので、「今日はここまで」と区切りやすく、達成感も得やすいです。
2. レイアウトがシンプルで見やすい
Z会の教材は、文字の大きさや余白の取り方に工夫があります。感覚過敏がある息子は、文字が詰まりすぎたページだと見ただけで拒否反応を示していたのですが、Z会は「見やすい」「読めそう」と感じたようです。
3. 答えが一つに決まらない問題がある
「どれが正解かわからない」というのは、ASD傾向の子にとっては不安材料になりがち。でも、Z会では「いくつかの選択肢の中から自分の考えを理由付きで選ぶ」といった形式があり、「どちらもOK」という柔軟な答え方ができるのも魅力でした。
4. 解説が丁寧で親がフォローしやすい
発達特性がある子の学習には、親のサポートが欠かせません。Z会の解説は「どう考えればよかったか」「なぜその答えになるのか」が丁寧に書かれているため、親が補足しながら伝えるのにも便利でした。
メリット・デメリットまとめ
続けやすくするためのわが家の工夫
- 学習時間は「1回10〜15分」に設定
- 「できた!」ら即座に○つけとほめ言葉
- 問題文にマークをつけて読む(読み飛ばし対策)
- 感覚統合エクササイズとセットで取り組む(集中力アップ)
これらを組み合わせることで、Z会の教材も無理なく継続できました。
こんな子におすすめです
- 音読や読み取りに負担がある子
- 「なぜそうなるの?」と聞かれて答えられない子
- 論理的思考を育てたいと考えているご家庭
- 教科書だけでは物足りない/伸び悩んでいる子
Z会思考力ワークを始めるには?
Z会の思考力ワークは、公式サイトから資料請求が可能です。無料で体験教材が届くので、まずはお子さんとの相性をチェックしてから始められます。
Z会公式はこちら(PR)▼
Z会の通信教育 小学生コース
まとめ:Z会は「自分で考える力」を楽しく育てる教材
Z会の思考力ワークは、ASD傾向や感覚過敏のある子でも「考える楽しさ」に触れながら取り組める教材です。
「続けられるかな?」「合うか不安」という方も、まずは無料の資料請求から始めてみてはいかがでしょうか?
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